何らかの事情で ML サーバで perl が使用できない、 低機能でいいからできるだけシンプルな ML ソフトが欲しい、 自由に改変できる ML フィルタの雛型が必要、 というような方にお奨めします。
自動アーカイブ、メンバーの自動登録、非常に多数のメンバーへの配送等 の必要が有る場合は、より高機能な他の ML ソフトウェアをお使い下さい。
Mio's aml の最新版は http://miolab.org/mio/junk/aml/aml.tar.gz から入手できます。
ここでは ML 関係のファイルを全て /usr/lib/mail-list に置く場合について 説明しますが、各ユーザのホームディレクトリに置くこともできます。
# mkdir /usr/lib/mail-list
# cp aml.awk /usr/lib/mail-list/
aml.awk 自体は複数の ML で共有できるようになっていますので、
ML ごとに編集したりする必要はありませんが、
マシンの設定によっては変更の必要があります。
お使いの OS で、以下のプログラムが以下の位置にあることを確認してください。
sendmail : /usr/lib/sendmail
sleep : /bin/sleep
rm : /bin/rm
そうでないばあいは、エディタで aml.awk を開き(以下参照) 該当する項目を正しい値(そのコマンドが実際に存在するパス)に 変更してください。
また、ロック用のテンポラリ(一時)ファイルを作成するディレクトリを /tmp 以外にしたい場合は、LOCKFILE の値を変更してください。
------ aml.awk : 25 行目付近 ---------------------------
BEGIN {
VERSION = "Mio's aml [Version 0.11 Alpha]"
# Site Specific Setting
MAILER = "/usr/lib/sendmail" # sendmail program
SLEEP = "/bin/sleep"
REMOVE = "/bin/rm"
LOCKFILE = "/tmp/.pidlock-" MLNAME
---------------------------------------------------------
メンバーリストファイルは、
同梱の雛型(TEST-ML.rec) を参考に、
1 行に 1 アドレスずつ、先頭から記述してください。
# で始まる行はコメントとみなされます。
(初めはとりあえず自分(管理者)のアドレスだけ書いてテストするのが良いでしょう)
(/usr/lib/mail-list/TEST-ML.rec の 例)
#
# this is comment
#
test@mio.rim.or.jp
hogehoge@foo.bar # this is comment
# cd /usr/lib/mail-list
# touch TEST-ML.seq
# chown owner.owner TEST-ML.seq
# chmod 644 TEST-ML.seq
このファイル中で、awk のコマンドライン変数として以下の2つを指定する 必要があります。
また、以下は必要に応じて指定します。
(/usr/lib/mail-list/TEST-ML.cmd の 例)
"| /usr/bin/jgawk -v DOMAIN='@foo.bar' -v MLNAME='TEST-ML' -f /usr/lib/mail-list/aml.awk || exit 75"
TEST-ML: :include:/usr/lib/mail-list/TEST-ML.cmd
TEST-ML-request: owner-TEST-ML
owner-TEST-ML: (ML の所有者)
TEST-ML をあなたの ML 名称に読み替えて設定してください。 :include: 以下には 3) で設定したファイルのフルパスを書いて下さい。
/etc/aliases の編集が終ったら、newaliases コマンドを実行するのを 忘れないようにしてください。
$ mail TEST-ML
Subject: test
test
^D
$
メールがちゃんと到着するか、ヘッダは正しくついているか、を確認してください。
このスクリプトおよびこのファイルの著作権は、 Nishiyama, Naoki / Mio Software lab. が所有しています。
Copyright (C) 1998 Nishiyama, Naoki / Mio Software lab.