岩男潤子コンサートツアー 1999 〜 2000
ライブサーキット in 宇都宮 HELP

1999/5/22(土) 宇都宮 HELP 開場 17:30、開演 18:00
会場の宇都宮 HELP は、宇都宮駅西口を出て、ちょうどまっすぐ伸びている大通りを 徒歩 10 分くらい、パルコを目印にして行くと、ちょっと手前の反対のサイド (駅から向かって右手)、「二荒山前」というバス停の前。

かなり入場までに待たされたので覚えているのですが、隣は床屋さんでした。 ふつうの地方都市に良く有る、大通り両側の歩道の上に屋根が掛かっているような 形の商店街?の中にあります。人がたむろってなかったら気がつかないくらいです。 看板が年代ものだったので、結構古いのでしょう。


ライブレポート

はじめは行きは在来線、帰り新幹線のつもりだったのですが、ねぼうしたので、 行きも新幹線になりました。ちょっと出費が痛いですね。 東京駅八重洲口の金券ショップで割引回数券を買って、16:00 時頃東京発の新幹線で 宇都宮に入ったのは 16:50 ごろ。コインロッカーにディパックを預けて、 HELP の前には 17:20 頃に着きました。

みんな適当に入口周辺にバラけて待っていたので、僕も床屋の前あたりでしばらく たたづんでいたのですが、上でちょっと書いたように、入場開始 17:30 の筈が、 いつまで待っても開く様子がありません。途中スタッフの方が「リハーサルが おしているので、もうしばらくお待ち下さい」と一応説明に現れたのですが、 それきりで開演時刻の 18:00 が近付いてもそれ以降説明も、列に並ばせる様子も 一切無しでした。

だんだん足が痛くなって来て、「金とってるんだから、ちゃんと入場時間までに リハーサル終らせんかい(大阪人風)」とちょっとむかつきながら、 今までの幾多のライブ経験(笑)、および会場入口の「ショボ」さ、チケットの 整理番号 110 から推察するに、立見を覚悟しはじめておりました。 不幸にも、この推理は当たってしまうことになります。

18:00 ごろになって、ようやく入場開始。はいいのですが、「整理番号順に入場を お願いします」の一言だけで、よくある「10 番台の方〜」とかゆー呼出をやる 気配が無い。待たせている間に並ばせておけば良いものを、これじゃあ、 どう考えても効率が悪いですね。ひょっとして、こういう形式での入場は少ない 会場だったでしょうか。

このままでは、整理番号に関係なく、なしくずし入場になってしまうのではないか、 という懸念が頭をよぎったとき、ファンの誰かがコールを買って出ました。 コールした人が、自分の入場順が来て入ってしまうと、だれかが続きを買って出る、 というふうに、なんとか統制のとれた入場になったあたりに(実は僕もいきがかり 上、90,100,110 番台を呼ぶコトになりましたが、なかなか「通る声」っていうのは 出ませんね)、普段ぼーっとしているかに見える「岩男ファン」の非常によい面を 見つけたような気がしました。

やっとの思いで入場すると、地下の会場は、僕のいままで行ったライブハウスと 比較すると、恵比寿の GUILTY と同じくらいかちょっと狭いくらいの広さ、 そこに椅子席約 6,70 席あったのですが、当然もう一杯です。

去年の夏の名古屋では、ドリンクの引き替えに気を取られている間に、 よいスペースを失ったという苦い経験があったため、これはドリンクの引き替え どころではないと判断し、椅子席再後列のすぐ後ろの位置を確保、もう動かない ことにしました。

会場のキャパシティと比べて、チケット売りすぎですね。 開演後の挨拶で岩男さん本人から「チケットを買ったのに入場出来ない人がいる」 とのことで本人も謝っておられました。 もっとも、まったり曲で脳内麻薬でまくりで 2 時間立ったままでも平気な僕のような 岩男ジャンキーはなんとも思いませんが(笑)

さて、曲順ですが、この前の京都と全く同じでした。

1. May Storm

登場直後の曲は、声があまり出てないことが多いのですが、今日はそれほど 気になりませんでした。 曲が終って挨拶の後、「椅子席の人は前に詰めてください」とのこと。 いっそのことオールスタンディングにすればよさそうなものですが、 この曲目で全員立見はやっぱりどうかとおもったのでしょうか。

2. Dream Dream

3. 追憶のエチュード

4. よそゆき顔で

曲前のトークで、「結婚前のマリッジ・ブルー」を意識して書かれた曲じゃないか、 というような話をされてました。ついでに「今はもう大丈夫です」とおのろけも。 帰り道はこの曲が頭の中を廻ってましたね。それだけ印象にのこったということか。

5. ディビッド

この曲も京都から 3 回目に聞くので、だいぶ覚えました。

6. 忘れていた朝

「いつかこんな曲を書きたいですね」とのコメント。

そういや、この辺で岩男さんがいきなり「だれかフリスクもってない?」と 客席に聞いて、本当にもらってました。 あと、最近「栗の花?」の花粉症で、来る途中の車の中でもくしゃみがでて、 くしゃみする度に皆に拍手されたのだそう。

岩男さんのくしゃみの真似をしてウケていた佐野さんは、今日は大阪で買ったと 言う非常にカラフルな T シャツと、今日宇都宮で見つけたらしい同じような 色調のリバーシブル帽子をかぶってのステージでした。

7. おひさま

なぜかリコーダーを 2 本持ってて、まとめて吹こうとするも、断念(あたりまえ)。 演奏後「(テンポが)速いよ〜」とはるきちさんに文句をいう岩男さん。 どんどん困った顔になる岩男さんがおもしろかった、と佐野さん。

8. 食卓にルールを

しょっぱなトチってしまい、それをギターの江口さんのせいにしたので、 スネて(笑)ました。怒りを表現したかったのか、ギターが面白かったですね。

9. 友へ(友よ)

C.C. さくらの挿入歌。本人の曲紹介は「友へ」。でも、客席からのツッコミで、 「友よ」(知世とかけてるのか)と訂正。

5/4 に BS で放映されたスペシャルに出演したとき、C.C. さくらに、 知世ちゃんの声がでなくなる、という話があったらしく、そのとき一緒に出演した 子供に「知世ちゃん、声だいじょうぶ?」と聞かれたのだとか。

私が(テレビに)出ると、知世ちゃんのイメージが…というような話をしたついでに、 「ここにいるみんなは子供じゃないからいいよね」と岩男さん。 なにがいいんだか(笑)。客席から複雑な笑い。

岩男さん、この辺までくるとかなり壊れてきました。 今日は水じゃなくて、「桃の天然水」だそうなので、朋ちゃんウイルスに でも感染したのか、たまに何言ってるのかよくわからなかったり、 とんでもないことを言ってたような気が…

10. キィの子守歌(ララバイ)

岩男さんのボーカルだけで始まる出だしが何度聞いてもぞくぞくっとします。

11. 卒業

この曲にも、だいぶ馴染んできましたね。

12. てのひらの宇宙

例によって、「みんなで歌って下さい」と岩男さん。 最初立ったのがちらほらだったので、佐野さんが客席に「立て」の合図をしてました。

13. 空色の風

うー。おたく拍子いれるんじゃねぃ。

14. Dream on

人数の割には、みんなおとなしいので、盛り上がったんだけど、落ち着いてました (なんだそりゃ)。もっとも雰囲気はとっても良い感じでした。

- Encore -

拍手だけできれいにまとまった、かとおもいきやかけ声かけたくなる人がいるんだ よね。まあ、いいけど。

アンコール後登場したときのトークで、はるきちさんが BGM をつけるもんだから、 岩男さん、ちょっとうるうる状態で EN1 へ。

EN1. ここにいるよ

とちゅうで感極まったのか、声がでなくなると、客席から歌声が。 これはますます泣いちゃいますよね^^;

EN2. Flyover to you

あー、この曲で今日も終っちゃうんだな、なんて思いつつ聞きました。

岩男さん、最後は本当に嬉しそうな表情してました。

声が好きだとか、歌が好きとか、ライブに足を運ぶ理由は一人一人違うと思うけれど、究極的には、彼女のあの喜ぶ顔が見たくて、岩男さんのライブに足を運んでるんじゃないのかな。 そんなことを帰り道、ふと考えたりした夜でした。


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