インストール手順

動作環境

JDK 1.1 相当をうたっている環境では(少なくとも再コンパイルすれば)動くはずです。

但し、コンパイラの種類によっては、 ソースファイル (*.java) の日本語コメント(EUC)を JDK 附属の native2ascii 等で無害なコードに無効化するか、 あらかじめコンパイラが受け付けるコード(例えば Windows 系なら MS Kanji(Shift-JIS)) に 変換の必要があります。

Mio Lisp ではコマンド拡張に Reflection を使用しているため、 Reflection サポートの無い JavaVM では動作しません。

一応動作を確認できている環境

少なくとも僕のところでは動作しなかった環境

コンパイル

(.class が含まれているパッケージを入手された場合は、このステップは不要です) このパッケージの内容を同一のディレクトリに展開し、 でコンパイルできます。 再構築される場合は .class ファイルを全て消してからコンパイルされると安全です。 GNU make が使用可能な環境の方は、 附属の Makefile でも可能です。

なお、Class ------ not found 等のエラーがでてコンパイルできない場合には、 環境変数 CLASSPATH に、展開したディレクトリを追加して試してみてください。
 

実行

環境変数 CLASSPATH が定義されている場合には、 CLASSPATH に展開したディレクトリ (.class のあるディレクトリで実行する場合には ".") が含まれるようにした上で、 (附属のシェルスクリプトを参考にしてください) でコマンドプロンプトが出ます。

※いまのところ、init.lsp のあるディレクトリで実行しないと、 起動時に init.lsp が読み込まれません。

実行時間をくらべると、Netscape4.04 の内蔵 VM のほうがちょっぴり 速いようですが、クラスライブラリが 1.1 準拠ではないようで(AWT 関連など)、 附属の AWT を使ったデモ "gui.lsp" はうまく動きませんでした。

UNIX 環境のかたは、附属のシェルスクリプト を使用して、 Emacs (Mule) から、M-x run-lisp で動作させることもできます。 コマンドライン編集ができるので便利です。

現在サポートしているコマンドラインオプション

-init <filename>
起動時に <filename> をロードする。省略すると init.lsp を読み込む。複数指定はできない
-exec '<S expression>'
起動時に(-init で指定されたファイルのロードを行ったあと) <S expression> を評価する。複数指定はできない
-notoplevel
トップレベルループを実行しない
 

システムの終了

(quit) を評価すると終了します。

なお、デバッグ中のため、リーダがエラーを起こすとトップレベルから抜け るようになっていますが、AWT のイベントループ等、別スレッドが生成された 場合に、トップレベルを終了しても JavaVM 自体が終了しないことが あります。このようなときは、Ctrl + C (unix の場合) 等で強制終了して下さい。