岩男潤子コンサートツアー 1999 〜 2000
in 中野サンプラザ

1999/1/8(金) 中野サンプラザ

イベントレポート

三鷹でお仕事だったので、コインロッカーに荷物を置いて中央線で中野へ。 中野に着いたのが 18:00 過ぎ頃。 サンプラザは駅前だし、夏のコンサートでも来たので、何の問題もなく到着。

例によって入口にはファンと思われる連中がたむろしていて、入場口まで 長い列ができている。17:30 開場とのことだったが、例によって遅れたのかも。

席についたのが 10 分まえごろ。7 列だったので喜んで席を探したら、 なんと一番右端の席ではないか。 サンプラザは前のブロックは左右が曲がっているので、見にくいわけではないが、 スピーカーがうるさそう。

開演予定は 18:30 だったのだが、時間を過ぎても始まらない。 開演前アナウンス(18:30 以降だったような気もする)が少し遅れてあり、 一応会場が静まる。が、なかなか始まらない。

40 分を過ぎても始まらない。なにをやっているのか。 誰かの訳の分からん拍手の音が虚しく響く。ちょっと嫌な雰囲気になる。 (同調する輩がいなかったのは幸いだ)

ようやく舞台の方でごそごそ音がしたのち、照明がおち、幕があく。 舞台上段の幕がせりあがって、みんなお揃いの黒い衣装で、 バンドメンバーと岩男さんが登場。 メンバーと並ぶと、彼女の小ささが際だって見えるなぁ。

上段からメンバーが定位置について、

1 「空色の風」

CD でさんざん聞いたが、生は初めてである。僕は立たなかったが、 曲調がアップテンポなので、客席はちらほら立って拍手している姿もみられる。 なんだか歌声がちょっと変な気がする。

1 曲目が終って、MC。 ホールコンサートの岩男さんは大抵はじめからハイテンションな感じに持って いってるように思う。今日のトークも御多分にもれずで、ライブハウス風の まったり感が好きな僕には合わないのだが、僕等、負のポテンシャルを持った 『岩男ジャンキー』に対するには、覚悟が必要なのだろう。だってどうみても、 みんな彼女の精気を吸い取りに来ているように見えるものね^^;

季節によっていろんなコンサートをしたい、という岩男さん。 今日はしっとり系の曲でいく、とのこと。 うんうん。すばらしい(^^)。一人ほくそえむ。選曲は大体想像がつく。

2 「朝のキスを」
3 「あなたを忘れたい」
4 「追憶のエチュード」

「朝のキスを」はともかく、のこりの曲は割と声量?を必要とする曲だ。 どんな声になってしまうのだろう。 親が子供の発表会を見るときはこんな心境かもしれないな。

しかし予想は裏切られる。 1 曲目でちょっと心配した声だが、どんどん良くなっていく感じなのだ。 本人も途中のトークで声の調子について聞かれ、「いいです」と言っていた (客席のほとんどはアレ?と思ったろう)が、本人のいうとおり、どんどん声に 張りがでてくる。4 曲目にいたっては今までのコンサートよりもいいくらいだ。

#ちょっと親馬鹿かな^^;

5 「夢と眠りのはざまで」 (タイトル不正確かも)
6 「あなたをまた戦いに誘うとしても」 (タイトル不正確かも)

6 はいつかのコンサートでも好きな曲と岩男さんが言っていたので、なるほどと なっとく。サビが盛り上がるので、うたっていてさぞ気持ちよかろうな、と思う。 サウンドトラックにあるらしいので、お金が余ったら買ってみるか。 カラオケにないのが残念^^;

7 「ここにいるよ」
8 「ブランコ降りたら」

「ここにいるよ」は元気がでるものな。ギターソロで、岩男さんの声を堪能する。 それにしても、いつのまにこんなに声がでるようになったのか。 スピーカの前だから?音響さんがエラいのか。 「ブランコ降りたら」も大好きな曲である。

9 「かげりゆく部屋」 (タイトル不正確かも)

例によってユーミンの曲である。 MC でユーミンと握手した話をしていたな。ムードのある曲で、いい感じ。

以降「風を感じる曲」ということで、

10 「鳥籠姫」
11 「風のジャンヌ」
12 「晩夏」
13 「太陽のくに」
14 「坂道」

この辺はすっかり定番ですね。PPPH の「おたく拍子」をてぐすねひいてまってた 皆さん、ざんねんでしたね。

#ざまーみろ(笑)

もうおわりかと思ったら、

15 「Flyover to you」 (新曲、アニガメ ED)

個人的には「空色」よりも好き。『良く練習しました』って感じ。

16 「翼になれ」
17 「手のひらの宇宙」

歌えというなら歌いましょう(笑)
もうちょっとバンドのボリューム押えて欲しかったな。 自分の歌声が聞こえません。あ、スピーカの前だからか。

16 〜 17 のつがなりは素晴らしかったです。 なんか周りが立ってるから立たなきゃ、ではなく、 有無を言わさず雰囲気で客を立たせる演出。こうでなくては。

客席を立たせたまま、さーっと引いたので、そのままアンコール。 すばらしかったのは、へんなコールがなく、拍手だけがつづいたことですね。 神戸のチキンジョージでは 1 回ありましたが、ホールでは僕ははじめてです。

岩男さんらしく、アンコール 1 曲めに入る前に「座って下さいね」。

EN1 「卒業」 (新曲、3 部作の 2 曲目)

あまり覚えてないなぁ^^;

EN2 「空色の風」

再度、みんなで立って合唱(にはむいてないと思うぞ)。

始まるまではなんか良くないかも、という雰囲気だったが、 おわってみるとなかなか上出来。ホールコンサートの中ではいままでで 一番いいんじゃないかという感じで、満足。

歌声をずっと聞いていると、コンサートがあるごとに多分歌い方いろいろ 試してるんじゃないかと思えるんですが、ようやく「これは」という感じに なってきたんじゃないでしょうか。もっとも、岩男さん自身は満足してないかも しれませんし、僕もこのままでいいとはとてもいえないですけれども…

(にしやま mio@mio.rim.or.jp)


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